よくあるご質問 >防災対策・消防 >防災 >第4次地震被害想定について知りたい

FAQ 第4次地震被害想定について知りたい

《第4次地震被害想定とは》
地震被害想定は、将来、札幌で発生する可能性があり最大級の被害をもたらす地震を設定して、その地震から想定される被害の全体像を示すものです。 札幌市では、昭和55年の第1次地震被害想定をはじめ、これまで4回にわたり、地震被害想定を取りまとめてきました。現行の地震被害想定である、第4次地震被害想定は、令和3年8月に公表したものです。




《第4次地震被害想定の特徴》 第4次地震被害想定では、海溝型の地震として「プレート内地震(苫小牧沖)」、内陸活断層による地震として「石狩低地東縁断層帯主部で発生する地震」、内陸伏在活断層による地震として「野幌丘陵断層帯で発生する地震」「月寒背斜に関連する断層で発生する地震」「西札幌背斜に関連する断層で発生する地震」の計5つの地震を札幌市に大きな揺れをもたらす地震モデルとして選定し、検証をしました。
被害の想定にあたっては、原則として国(中央防災会議)で示されている手法により推計していますが、北海道の建物特性を考慮して建物被害を推計するなど、積雪寒冷地の地域特性も考慮しています。
その結果、市全域における被害の総量を比較すると、「月寒背斜に関連する断層で発生する地震」による被害が最大となりますが、地域によっては、「野幌丘陵断層帯で発生する地震」や「西札幌背斜に関連する断層で発生する地震」による揺れや被害が大きくなります。




《「活断層」と「伏在活断層」について》
一般に「活断層」とは、断層(地下の地層もしくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態。)のうち、新生代第四紀(約200万年前)以降に繰り返し活動し、今後も活動を継続することが考えられる断層のことを言います。
過去の札幌市の地下構造調査で判明したものは、本市の地下には2000~5600メートル位の深さのところにある「岩盤層」がしゅう曲(歪んでいる)している状態であるということで、活断層そのものは、札幌の市域内には確認されておりません。
ただし、岩盤がしゅう曲しているということは、岩盤に何らかの力が加わっているということであり、札幌市地震被害想定では、これらのしゅう曲した岩盤に「断層」が発生したならば、という仮の状況を想定しました。この想定した断層を「伏在活断層」と呼んでおり、これが地震を引き起こしたときに発生するであろう被害を想定したということであります。




《お問い合わせ先》
【危機管理課】札幌市中央区北1条西2丁目1番地 札幌市役所本庁舎7階(電話:011-211-3062)

関連ホームページ

関連する質問

管理番号:430914