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FAQ おたふくかぜ任意予防接種(一部費用助成)について知りたい

《おたふくかぜ任意予防接種について》
おたふくかぜは、ムンプスウイルスの飛沫感染・接触感染によって起こる病気であり、重症化すると難聴等の合併症を発症するおそれがあります。このため、札幌市では、集団生活を開始する前の接種が大切と考え、任意予防接種として費用の一部助成を実施しています。

《助成対象者》
札幌市にお住まいの生後12ヶ月以上36か月未満の方
※以下の方は対象外となりますのでご注意ください。
(1)すでにおたふくかぜに罹患したことのある方
(2)おたふくかぜワクチンを接種したことがある方

《助成回数:1回》

《助成額》
3000円を助成します。
医療機関では、接種時に実際にかかった金額から、3,000円を差し引いた金額をお支払いください。
※生活保護世帯・非課税世帯の方も一般世帯の方と同じ助成額となりますのでご注意ください。

《実施場所:札幌市が指定する実施医療機関》
市公式ホームページの予防接種実施医療機関名簿に掲載中。
予約が必要な場合や再来の方のみ受付する場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。

《接種時の持ち物》
(1)健康保険証など:氏名、生年月日、住所が記載されたもの
(2)母子健康手帳:過去に受けた予防接種が記録されています。
(3)予診票
※予診票をお持ちで無い場合、区保健センターや実施医療機関で配布しています。

《おたふくかぜとはどのような病気ですか》
おたふくかぜは、ムンプスウイルスの飛沫感染・接触感染によっておこる病気です。
2~3週間の潜伏期の後、発熱を伴う耳下腺、顎下腺の腫れが急激に現れます。
耳下腺の腫れは1~3日でピークとなり7~10日で回復します。発熱は1~6日続きます。
合併症としては、精巣炎、卵巣炎、膵炎、腎炎、髄膜炎、髄膜脳炎及び感音性難聴等があります。感音性難聴は発症すると聴力の回復は困難です。

《おたふくかぜの副反応》
軽い副反応としては、発熱、耳下腺腫脹等を認めることがありますが、接種年齢が高いほど頻度が高いと言われています。通常、軽微かつ一過性であり、軽快します。接種局所の発赤、腫脹を認めることがありますが、これも一過性であり数日で軽快します。
脳や脊髄を保護する髄膜の炎症で、発熱・頭痛・嘔吐などの症状を起こす無菌性髄膜炎は、0.03%~0.06%の頻度で発生するとの報告がありますが、症状は比較的軽く、一部の例外を除き後遺症は残りません。
また、自然感染による髄膜炎の発生頻度(1.24%)と比較すると、ワクチンによりおたふくかぜを予防する方がリスクは低いと考えられます。
重大な副反応としては、呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー反応であるアナフィラキシーの報告が稀にあります。
効果と副反応を考慮の上、お子様の接種についてご判断いただきますようお願いいたします。
予防接種後、副反応と思われる症状で心配なことがありましたら、接種した医師にご相談ください。

《他の予防接種との接種間隔》
おたふくかぜワクチン→注射生ワクチン(MR・水痘・BCG):接種翌日から数えて28日目以降(4週間後の同じ曜日から)
おたふくかぜワクチン→不活化ワクチン・経口生ワクチン(ロタウイルス):制限はありません。

《病気にかかった後の予防接種の間隔》
麻しん(はしか)は治ってから4週間以上、風しん・水ぼうそう・おたふくかぜはかかってから4週間以上経過してから受けてください。
突発性発疹・手足口病などはかかってから2週間以上経過してから受けてください。

《他市町村での接種について》
札幌市独自の助成制度であるため、札幌市に住民票があり、他市町村で接種した場合の費用の払い戻しの制度はありませんのでご了承ください。

《健康被害の救済制度》
ワクチンの接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障がいを残すなどの健康被害が生じた場合には、申請することにより補償を受けられる場合があります。
おたふくかぜワクチン予防接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)として扱われます。
この接種で健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済制度を受けることになります。
※申請の必要が生じた場合には、診療を受けた医療機関へご相談ください。

《お問い合わせ先》
【実施医療機関】市公式ホームページの予防接種実施医療機関名簿に掲載中。

【各区保健センター】
中央保健センター(電話番号:011-205-3351)
北保健センター(代表電話:011-757-1185)
東保健センター(代表電話:011-711-3211)
白石保健センター(代表電話:011-862-1881)
厚別保健センター(代表電話:011-895-1881)
豊平保健センター(代表電話:011-822-2469)
清田保健センター(代表電話:011-889-2047)
南保健センター(代表電話:011-581-5211)
西保健センター(代表電話:011-621-4241)
手稲保健センター(代表電話:011-681-1211)

【保健福祉局保健所感染症総合対策課】(電話:011-622-5199)

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