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FAQ 「紹介状なし」の初診時加算額について知りたい

市立札幌病院へ「紹介状なし」で受診する場合の非紹介患者初診料加算額について

《初診時の加算額とは【初診に関する特別の料金(非紹介患者加算額)とは】》
国が、医療機関の機能分担を図る目的で定めた制度で、大病院に紹介状なしで初診で受診した場合、初診料等のほかに医科7,700円以上、歯科5,500円以上の徴収を各病院に義務づけたものです。市立札幌病院では、国の定めた最低額である医科7,700円(助産関連の場合は7,000円)、歯科5,500円(助産関連の場合は5,000円)をお支払いただいております。

※紹介状とは
病院や診療所の医師が転院先の医師に宛て、患者さんの病状や経過などを記載した書類(診療情報提供書)のことです。紹介状を持参し、ご受診いただくことで、経過がわかり重複検査などを防ぐことができ、スムーズに医療が引き継がれます。紹介状を書いてもらうためには、診療情報提供料として750円若しくは検査結果添付等の場合は1,350円(いずれも保険適用3割負担の場合)がかかります。

※地域医療支援病院とは
かかりつけ医からの紹介患者さんを中心に、専門的な治療や検査、救急医療、地域の医療機関の支援を行う病院です。市立札幌病院は、北海道知事から地域医療支援病院の承認を受けています。

※かかりつけ医とは
日常的な診療や日頃の健康相談に乗ってくれる、診療所等の身近な医師のことです。かかりつけ医を持つことによるメリットとして、一人の医師に継続的にかかることで、自身の病歴や体質・生活習慣等を踏まえた診察を受けられることや、必要に応じて適切な専門医や病院を紹介してもらえることが挙げられます。

《紹介状がなくても初診時の加算額がかからない場合》
救急患者の方
公費負担医療制度の受給者の方(一部除外あり)
健康診断で精密検査と書かれた結果をお持ちの方 
手話通訳を必要とする方など

《市立札幌病院「原則紹介制外来」》
腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、リウマチ・免疫内科、血液内科、精神科、外科、脳神経外科、呼吸器外科、泌尿器科、腎臓移植外科、眼科、感染症内科、放射線治療科、放射線診断科、緩和ケア内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、形成外科、心臓血管外科、歯科口腔外科、皮膚科、耳鼻咽喉科・甲状腺外科、脳神経内科、乳腺外科、整形外科、産婦人科(婦人科分)の27診療科です。

《「原則紹介制外来」に紹介状を持たずに受診した場合》
原則、かかりつけ医から紹介状をいただくようご案内するか、自宅近隣または市立札幌病院の近隣医療機関をご案内いたします。近隣医療機関については、市立札幌病院1階の受診相談窓口にてご相談をお受けいたします。

《市立札幌病院の病床数》
一般626床、精神38床、感染症8床の計672床を持つ病院です。

《よくある質問》
Q1.なぜ加算額を支払わなければならないのでしょうか
A1.日常的な病気や怪我の診察は、地域の診療所等で、高度な治療や専門的な治療は、診療所等からの紹介を受けて大病院が行うという、医療機関の役割分担を国が推進しているためです。なお、医師の紹介状をお持ちの方、救急の患者さんなどは対象になりません。

Q2.どのような場合に初診時の加算額がかかるのでしょうか
A2.市立札幌病院を初めて受診される方や、前回の受診から1年以上経って受診される方(予約が入っている場合を除く)が、他の医療機関からの紹介状なしで来院された場合にかかります。ただし、紹介状がなくても初診時の加算額がかからない場合もあります。

Q3.紹介状がなくても、初診時の加算額を払えば受診できるのでしょうか
A3.「原則紹介制外来」を実施している27診療科では、緊急の場合等を除き、原則として紹介状が必要であり、初診時の加算額を負担すれば受診できるということではありません。その他の診療科につきましては、現在は紹介状がなくても受診が可能ですが、救急の患者さんなどを除いて、初診時の加算額がかかります。医療機関の役割分担についてご理解いただき、市立札幌病院を受診される場合は、出来るだけ、かかりつけ医からの紹介状をご持参願います。

Q4.どうして医療機関の役割分担が必要なのか
A4.大病院に患者さんが集中した場合、医療スタッフや設備は限られており、大病院が本来担うべき専門的医療などの役割を発揮できなくなる恐れが生じます。外来では長い待ち時間が発生するなど、患者さんにとってデメリットが生じることも考えられます。医療機関の役割を適切に分担することに適切に使い分けることにより、医療機関は各々の機能を発揮できるようになり、患者さんも必要な医療をスムーズに受けやすくなります。

Q5.かかりつけ医はどうやってみつければいいのか
A5.市立札幌病院1階の地域連携センター27番窓口「かかりつけ医相談」にお気軽にご相談ください。お電話(011-726-2211)によるご相談もお受けしております。

Q6.大病院でなければ心配なので受診したい
A6.多くの方が「大病院でなければ」と考えて、患者さんが大病院に集中した場合、大病院が本来担うべき専門的医療等の役割を十分に発揮できなくなる恐れがあります。そこで、身近で気軽に相談できる「かかりつけ医」を持つことをお勧めします。かかりつけ医は、専門的医療等が必要な場合には、適切な医療機関を紹介してくれます。もちろん、突然の重病や重傷など、いつもと様子が違っていて緊急度が高い場合などは、かかりつけ医にこだわる必要はありません。

Q7.市立札幌病院は市民を診る病院なのに制約をかけるのか
A7.国は医療機関の機能分担や連携を進めています。その中で、市立札幌病院のような大病院については、専門的医療、入院治療を中心に行うように指示されております。かかりつけ医を持つことは、市民の皆さんにメリットとなる面があると考えられます。ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

Q8.公立病院は加算額を免除してもらえないのか
A8.国の制度で義務とされており、公立病院という理由で免除にはなりません。市立札幌病院は、公立病院という立場から、市民の皆さんの負担を少しでも軽減したいと考え、国が定めた最低限の金額に設定しました。

《お問い合わせ先》
【市立札幌病院】医事課医事係(電話:011-726-2211)

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