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FAQ 西岡公園について知りたい

バードウォッチングや野生生物の宝庫として知られる公園です。
月寒川が注ぐ水源池は明治期に飲料用としてつくられたものですが、昭和46年にその役目を終えました。
現在は水辺の公園としてバードウォッチングや研究会などの自然愛好家にも広く親しまれています。
ミズバショウが群生する湿原の中には木道があり、エゾハルゼミ、エゾアカガエル、エゾサンショウウオ、ヘイケボタルなどの姿も見られます。またトンボや野鳥の種類も多く道内でも有数の生息地となっています。


《ミズバショウについて》
木道周辺で観察でき、例年ですと4月中旬が見頃です。
令和3年度に木道等の工事が完了し、歩きやすくなりました。


《ホタルについて》
例年、7月下旬~8月上旬くらいにヘイケボタルを観察することができます。
生態系を考慮し、照明灯は主要部にしか設置しておりませんので、公園内では足元に注意してください。


《取水塔について》
西岡公園の点景として親しまれている取水塔は、明治42年(明治43年という説もある)に旧陸軍の軍用水道施設の一環として作られたものです。
園路の改修により取水塔の近くまで車イスで行けるようになりました。


施設の概要は次のとおりです。
上部(木造部):六角形で入口開口部と5方向に窓がある。屋根はトタン菱形葺、外壁は下見板張、軒は西洋館に見られる軒蛇腹
下部(レンガ部):円形でレンガは小口面と長手面とを交互に積むイギリス積みである。内径5尺(1.5m)、高さ22尺(6.7m)
導水及び排水鉄管を設置、取入口は上下2段に配備し、制水弁で開閉調整を行っていた。
当初は堰堤から入口までレール数本の上に板を張って通路としていたが現在は撤去されています。


この取水塔は、北海道における公共水道施設としては、函館(明治22年)、岩見沢(明治41年)に次ぐもので、歴史的にも貴重な建築物であり、平成13年8月に国の登録文化財に指定されました。
※参考文献「月寒軍用水道工事報告」(北海道大学附属図書館所蔵)


公園種別:特殊公園
所在地:札幌市豊平区西岡487番地
開園:昭和52年(1977年)3月
面積:408,961平方メートル
駐車場:50台
公園施設:水源池、展望台、芝生広場、西岡キャンプ場(【札幌市子ども会育成連合会豊平事務所】所管(電話 011-812-7183)


《交通アクセス》
地下鉄南北線「澄川」駅から中央バス西岡環状線[澄73]乗車、「西岡水源池」下車、徒歩1分
地下鉄東豊線「月寒中央」駅から中央バス西岡月寒線[月82]乗車、「西岡4条14丁目」下車、徒歩15分


<お問い合わせ先>
【西岡公園(指定管理者)】札幌市豊平区西岡487番地(電話 011-582-0050)
開館時間:9時00分~17時00分(休館日:火曜日(12月~3月は火曜日・水曜日休館))

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