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FAQ 携帯電話の位置情報通知システムについて知りたい(119番通報)

平成20年(2008年)4月1日から、札幌市において携帯電話の位置情報通知システムの運用を開始しました。


《システムの概要》
携帯電話から119番通報すると、これまでどおりお話しているのと同時に、携帯電話から発信されている電波を基地局や人工衛星で受信して位置情報に置き換え、その情報が消防側へ送られるというシステムです。それにより、通報しているおおよその場所を特定することができ、119番通報を受けてから出動までの時間短縮が図られ、迅速に通報現場に到着することができます。


《システムの対象者》
機種や電話会社等により異なりますので、詳しくは【各携帯電話会社】へお問い合わせください。


《消防側へ通知される情報》
携帯電話番号及び位置情報(緯度・経度)
※「184」が付加された発信者番号非通知の場合は、情報は通知されません。ただし、この場合でも人の生命、身体等に危険が差迫っていると認められ、直ぐに位置情報を知ることができないと判断した場合は、強制的に情報を取得することが可能です。


《通知される位置情報の測位方法》
[GPS機能付きの携帯電話]
測位方法:【GPS測位】人工衛星を利用し、GPSで位置情報を測位します。
位置情報精度:高い


[GPS機能なしの携帯電話]
測位方法:【基地局測位】電波基地局を利用し、基地局の住所や電波到達範囲などから位置情報を測位します。
基地局測位方法は以下の二通りがあります。
〈複数基地局測位〉3基以上の基地局からの電波の情報を基に位置を算出します。
〈セルベース測位〉基地局からの電波の情報を基に位置を算出します。
位置情報精度:中~低い


《位置情報の表示方法》
119番通報を受付ける指令台に、通報している場所の緯度、経度の位置情報が画面に表示されます。


《よくあるご質問》
Q.119番通報したときに、住所は言わなくても良くなるのですか?
A.今まで通り、口頭で住所等の通報場所や目印となる目標物を伝えてください。119番通報した携帯電話の機種や電波の受信状態により位置情報に誤差が生じ、通報場所の正確な位置を確認できないことがあります。


Q.携帯電話の機能で、GPS機能が付いている機種と付いていない機種では違いがあるのですか?
A.GPS機能が付いている機種の方が、より通報場所を特定しやすくなります。ただし、携帯電話のGPS機能の設定等、または建物の中、高層ビルの狭間、地下鉄構内、地下街などでは、GPS機能を利用することができない場合があります。可能であれば、GPS機能をONにし、建物の外やベランダへ出て119番通報してください。また、GPS機能が付いていない機種からの119番通報では、消防側に送られてくる位置情報に多くの誤差が生じ十分に確認できない場合があります。なお、お持ちの携帯電話がGPS機能つきの機種であるかは、各携帯電話会社にお問い合わせください。


《お問い合わせ先》
【札幌市消防局警防部指令一・二・三課】(電話:011-215-2080)(FAX:011-261-9119)

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