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FAQ 札幌市の水道の概要について

《自分たちの家庭での飲み水(水道水)はどこから来るのですか。》
札幌の水道水には、すべて川の水を利用しています(豊平川、琴似発寒川、星置川・滝の沢川)。
大部分は、上流に豊平峡ダムと定山渓ダムの2つのダムを持つ豊平川です。
川から取り入れられた水は、市内に5つある浄水場に送られ、安心して飲めるきれいな水にしてから、道路の下に網の目のように布設されている配水管を通して、各家庭に届けられています。

《川の水を水道水にするのにかかる時間と費用はどれ位ですか。》
札幌の水道水は、上流の河川から取水し、浄水場で浄水処理して各家庭などに配られていますが、取水してから浄水場を出るまでの時間は約6時間です。
さらに浄水場から各家庭に届くまでに数時間~2日かかります。
また、水道水1立方メートルをつくるための費用(生産原価)は、令和5年度(2023年度)は199円となっています。この中には、施設の更新・維持管理やサービス業務の強化に要する費用、施設建設のための借入金の利息、職員の給与などが含まれています。

《わき水とは何ですか。水道水との違いは何ですか。》
わき水とは、雨などの水が一旦地下に浸透し、地下水となったものが再び地表上や河川、湖沼、海などに湧き出してくる水のことをいいます。
水道水は、わき水や川の水などを原水とし、不純物の除去や塩素消毒等の処理を行い、水道法に基づく水質基準を満たした水をご提供しています。
なお、札幌市では川の水を原水として、水道水を作っております。
札幌の地形は扇状地ということもあり、地下水が豊富でわき水も多く、地下水を汲み上げる井戸は、一般家庭や工場などでも見受けられます。

《どこのダムから水はくるのですか。また、札幌市にダムはどれくらいあるのですか。》
札幌市には、現在、豊平川の上流に『豊平峡ダム』と『定山渓ダム』の2つのダムがあり、このダムによって必要な水量を確保しています。
この2つのダムは、いずれも洪水調節、水道用水の確保及び発電の3つの目的を持った「多目的ダム」です。

《夏、水不足になったら、どうするのですか。》
札幌は2つのダムによって水を貯めているので、水が豊富であり、今まで水不足になったことはありません。
今後も、よほど雨や雪が長期間、降らないことが続かない限り、水不足にはならないと考えています。

《年間どれくらい水は使われているのですか。また、1番水が使われているのはいつですか。》
札幌市の令和4(2022)年度の実績では、年間配水量は189,246,460立方メートル。 一日平均に直すと518,516立方メートルです。
また、令和4(2022)年度で最大配水量を記録した日は、7月3日の562,200立方メートルとなっており、例年、大晦日と夏季に多く水が使われています。

《冬、水の凍結防止のために、どんな工夫をしているのですか。》
配水管などの埋設物は、水道水が凍結しないように、基本的に凍結深度(年間を通じて土が凍結しない地表からの深さ)以下の深さ(1.0~1.2m以上)に埋設されています。
家庭内の水道凍結防止のために、水道新設時に「水抜栓」の設置を義務付けていて、水を使用しない夜間などには、屋内の水道管が凍結しないように、水を抜くことができる仕組みになっています。
水道局では、水道が凍結しそうな日には、テレビの天気予報やCM、YouTubeやLINEによる広告などで水抜きをするよう呼びかけています。
また、水道局ホームページにて、水道管の水抜き方法を紹介しています。(「札幌市水道局ホーム」-「利用者のみなさまへ」-「水道Q&A」-「水道の凍結について」)

《水を汚さないためにはどうすればいいのですか。》
水道局では、定期的に水源や河川流域の巡回パトロールを実施し、異物がないか、不審者がいないかなどの監視をしたり、浄水場などの施設では毎日欠かさず水質検査を行ったりして、安全で良質な水を守っています。
その他、水源より上流部の開発行為や建設の予定がある場合に、事前に水道局と協議をするよう義務付けており、水源に悪影響を及ぼさないよう注意を払っております。
家庭で心がけることとしては、油や薬品などを川や下水に流さないようにしましょう。

《湯沸機を使っているが、最近熱くなりません。水道水の温度を教えて欲しい。》
水道水は、河川水を浄水処理して皆様にお送りしています。河川水は、豊平川で0~20度くらいです。
水道水の温度も同程度です。
湯沸機で熱くならないほど冷たくはありません。
湯沸機の故障の可能性がありますので、機械の点検をしてください。

《市内では、いつでもどこでも水道が利用できるのに何故あちらこちらで水道の工事をしているのでしょうか。》
市内の全域には、およそ6,000km以上の水道管が布設されておりますが、これらの管は年数が経過すると、古くなります。古くなりすぎると、場合によっては、水道管に穴があき、漏水したり、断水したりすることがあるため、古い管から優先的に入れ替える工事をし続ける必要があります。このため、毎年、市内各地で工事が行われております。皆様にはご不便をおかけすることがあると思いますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
《お問い合わせ先》 
【水道局給水部計画課】(電話:011-211-7052)

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